封印された「トラウマ」

先日のUSPで、植松 努さんが、おっしゃっていたこと
努さんが、人を蹴落として、お金を稼いたころ、友人に誘われて訪れた施設
そこには児童虐待を受けて、心の傷を負い
他人に触られただけでパニックを起こすこともある子もいたそうです

ボランティアを終えた努さんに
帰り際、一人の子供が近付いてきて
「僕の夢を聞いてください」と、言う
聞いてみると、その男の子の夢は「両親ともう一度暮らすこと」だという

その時、努さんに衝撃が走った………

親に虐待され、身体にも心にも傷を負わせられながら、
なぜまだ親を愛してる????

自分がどんなに稼いで、寄付したとしても
この子を養子にして不自由なく育てたとしても
意味がない!ダメなんだ、、、
なぜならば、この子は親を愛している。
じゃあ、どうしたらいいんだ?
なぜ、子供を虐待するんだ?原因はなんなんだ?

暴力による攻撃(虐待)は、自分より弱い者にしか向かない。
男性なら、女性、女性なら子供、そして動物という具合

努さんは、愕然として
ー僕はなにをしていたんだ?どうしたらいいんだ?ー
と、頭ん中がぐるぐる、ぐるぐる回り出したそうです。
考え、考え、毎日毎日、考え、、、、

ふと、封印していた記憶が蘇ってきたそうです。
小学校の低学年の頃に、担任の女性教師から受けていた虐待。
頭を叩かれ、言葉でもいじめられ、、、辛かった日々
その先生も、実は家庭で暴力を振るわれていたらしいのです。

弱者に向いてしまう攻撃。
どうしたらいいんだ。

自分を虐待していた先生がいつも言っていた言葉

「どうせ無理」「あなたになんか無理」
どーせ ム リ、、、、

これは最悪の言葉の暴力だ、、、
そして努さんは、答えを見つけました。

人から自信を奪う言葉の暴力「どーせ無理」
これをなくせばいいんだ!
そうしたら、結果、児童虐待だけでなく、戦争すらなくなる!

そうして、努さんは「どうせ無理」をなくすために
一般的に絶対に無理。と言われていた民間による宇宙開発を目指すようになります!!!

さてさて、植松努さんの「どうせ無理」撲滅運動についてはまた詳しく
長期的に取り上げていくこととして
(なんて言っても私の場合第4番目の「師」ですからね)

で、この封印された記憶のお話

今日ね、お友達(92歳のおばあちゃんです)に
かぎ編みの小物を色々とプレゼントされたんです!
ご自分で作られたんですよ!

「簡単ですよ!頭の体操!お教えしましょうか?」って!

かぎ編みか〜
子供のころにやったような気もするが、、、、
教えてもらうにしろ、ちょっとは勉強しとこ!
母の形見のかぎ編み棒のセット
100均で、毛糸を買ってきた。
ネット検索、YouTube、「基本の編み方」

やってみた、、、
出来た。うんうん、やったことあるわ〜V(^_^)V
思い出してきた〜〜と、、、しばらくしたら、嫌〜な気分になってきた

なんだ?
ま、いっか!
出来るじゃん、私、、、、( ゚д゚)あっ、、、、、

「不器用な子だね」「そこじゃないよ」「なんで綺麗にできないの?」
「ダメな子」「向いてない」「あなたには!無理!」( ゚д゚)…………>_<…

子供の頃、11歳上の姉は、とても器用で裁縫が得意だった。
11歳も違うんだから、考えてみりゃ〜私の方が下手なの当たり前。
姉も、母も、器用でなんでも出来た。
私は、、、、
姉も母も、私が可愛くて笑っていたのかもしれない。
でも、私は、すごく悲しかった、、、、、

そう、だから大きくなってからは、母と、特に姉を、避けた。
比べられたくなかった。
近くに居たくなかった。
また、馬鹿にされる。
また、笑われる。
そうハッキリと思っている時はまだよかったのかもしれない

だんだんと、なぜ?避けるかがわからなくなった。
笑われた記憶を、「どうせ無理」と言われた記憶を、そのトラウマを
封印てしまったのだ。

見て見ぬしていると、歪みがうまれる。
だんだんとそれが大きくなったんだ。

母も姉も、もうこの世にいない。

今更だけど、「無理じゃないよ〜」って言って
毎日そばで笑い合いたい、、、